2016年12月16日金曜日

SWANS






伊豆沼の餌付けは基本禁止です。




以前から先輩方や伊豆沼サンクチュアリーセンターの博士の考えには賛同し

頭では理解しているつもりだったけど、

自分の場合は、厳冬期など餌が不足時には個人的に与えてはいました。

が、

今季撮影が始まったあたりに、、仲間の一人から教えられた事がきっかけで

個人的な餌付けもいっさいやめようと決心しました。



教えられたことは、、

ハクチョウにとって弱いハクチョウの種を残すよりも強い種を残すことが大切なんだと。

ハクチョウの数の適度なバランスも保たれ、絶滅の危機にも対応できる。




と、

実際、弱り切ったハクチョウに餌を与えても、

ハクチョウは動くことも食べる気力もなく、強いハクチョウに結局は奪い取られ

弱肉強食を目の当たりにすることになるのです。


と、

餌を与えていればハクちゃんたちにキャーキャー好かれるし、、

そりゃ、自分だってハクチョウに好かれたいスリ寄られたい。





でも、やっぱりやっぱり

・・・・・・・・・・・


弱く落ちて逝ったハクチョウは厳冬期の餌不足時の貴重な猛禽の餌となり、

そうして、、循環し、、

やがて美しい伊豆沼の蓮となり、レンコンはハクチョウの餌となる。







ヒトの手は必要な時もあるけれど、、

実際は余計なお世話なんだろう・・・・








Photo by G1




落ちて逝ったハクチョウたちに合掌。




2 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

その通りだと思いますよ。人間の感覚と自然界の現象やそれぞれの関係性は違うものとまず考える事が大事な事ではないでしょうか。下手にかわいそうとか、少しくらいという感覚は人間のエゴだと考え、一歩立ち止まり見る事、手を出さない事が重要だと思います。

鳥子 さんのコメント...

私は、伊豆沼ではあげないけど…越冬できなかった白鳥さんには、ついあげてしまいます。
美しく…強くたくましい白鳥たちは、やはり自然にいますね。


この写真大好きです(*^o^*)